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ハチのこと

最近は外仕事が多い岡崎です。

春になり暖かくなってくると、事務所がある当麻町周辺で、いち早く飛び回っているハチがいます。

お尻が白いのでおそらく「セイヨウオオマルハナバチ」。身体がかなり大きいので越冬した女王バチが巣を探しているようです。

春先に見るのはこればかりで、なかなか在来のハチを見ることはありません。

大雪山では植物以外の外来種ということで、かなりの厄介者になっています。

当麻町ではトマト農家が多く、受粉のためにハチの入った巣箱を購入し、ビニールハウスを網で閉め切ってその中で放しています。

いちおう網で閉め切るだとか、登録するだとか、シーズンが終わったら処分するだとかの措置があるようですが、隙間のないビニールハウスなどなく、暑さに弱い個体も多く、シーズン終わりには巣箱の中にはハチがほとんどいなくなっているようです。

また以前はシーズン終わりには、使った農家は巣箱を閉め切って水没や焼却させてハチを殺せ、と言われていたようです。

農家に聞くと、シーズン中、人にはまねできないほど作業を助けてくれたハチを殺すのは心情としてつらいものがあるようです。

気持ちはとてもよくわかります。

 

大雪山では大きな問題ですが、現在もトマト農家ではセイヨウオオマルハナバチが使われています。

山の問題ではありますが、原因は山ではなく目の前にあります。

このままではいくら山でハチを探して捕まえても、おそらく増え続けます。

「管理する」こととか「把握する」ことが必要ならば、山だけでなく、起因である農家の現状もしっかりと見続けるべきだと思います。

現状で使われているハチの数を把握し、農場を見てまわり、農家の心情を理解し、生態系への影響を伝え、代案を作り・・・。

もうやっているのかな・・。

 

大雪山で見たハチは、もとは当麻町のハチだったかもしれない。

女王バチは必死で巣穴を探しておりました。