活動内容


大雪山・山守隊は自然を観察し、利用と保全が正しく機能した山岳管理の方法を提案していきます。

 

行動することで地元の方々や大雪山のファンが大雪山の現状を理解し、地元愛が深まっていく活動を提案します。

 

全国の自然公園には大雪山と同様の問題で悩んでいる地域が多くあります。

 

様々な地域と繋がり、技術を深め、地域を大切に守っていく気持ちを育てていきます。


山を守り、楽しむ取り組み

 

・「たまには山へ恩返し」などの登山道整備イベントを行ないます。

・近自然工法の勉強会を開催し、技術者を増やす取り組みを行ないます。

・侵食や復元の視点で自然を観察するツアーを行ないます。

・山を守る人に焦点を当てた写真展などを行ないます。


歩いて調べる取り組み

 

・フィールドワークを行ない、登山道情報の収集・発信を行ないます。

・山岳管理方法、整備方法、登山道の変化など、調査記録の公開・発信を行ないます。


つなげて伝える取り組み

 

・大雪山で活動している様々な機関、団体や個人とつながり、情報を共有発信します。

・全国で活動している団体とつながり、情報共有や技術交流を行ないます。

 


これからの取り組み(目標)

 

・登山道の維持管理を担うこと(管理者として)。

・各施設の管理運営をすること。

・事務所兼交流館(宿泊、飲食)の建設をすること。

・地域の雇用を生み出し、大雪山に定住してくれる人を増やすこと。

 



整備活動のコンセプト


大雪山・山守隊は正しい維持管理を行なっていくための心構えを持っています。

 

・近自然工法の考え方に基づいて行動する。


・過剰整備や人間の都合による施工を避け、自然の成り立ちや景観保護を考えた施工を行なう。


・参加者が自然保護を理解したうえでの施工をする。


・施工後の変化をしっかりと判断し、失敗を理解し、次に繋げる。


・自然に対する謙虚な気持ちを持ち、自己満足を嫌い、正しい維持管理になるよう努力する。

 

人間が「こうしたい」という判断よりも自然がそう「成っていく」ように判断していくこと。
自然を観察し、自然に合わせることが一番必要だと感じています。

山守隊からのお願い


~崩れた登山道があったら、教えてください~

 

山を歩いていて、崩れた場所に気づいたり、直したいなと感じても、

どこに相談すればよいかわからないことはありませんか?

そんなときは、山守隊までご連絡ください。

 

山守隊では、しっかりと現場を観察し、研究者や専門家からの意見を聞きとり、

行政や管理者とも調整して、整備活動を行っていきます。

整備活動のイベントとして企画し、皆で一緒に作業することもあります。

ひとりでは難しくても、各方面の方々にご協力いただき、力を合わせればできることがあります。

 

皆様の情報、お待ちしています。

 

~情報を頂いてからの流れ~

大雪山は国立公園であり、どんなに崩れていても、整備するには管理者や土地所有者の許認可が必要です。

大雪山・山守隊は登山道情報を詳しく収集し、常に行政や管理者と連絡、調整を行ない、最善策を模索しています。

すぐには整備できなくても、荒廃状況をモニタリングしていくことも必要です。

気になった場所があれば、まずはご一報をお願いいたします。