主催:環境省上川自然保護官事務所 協力:山守隊 技術指導:合同会社北海道山岳整備
愛山渓の三十三曲に大規模な木柵階段があります。
施工されてから6年ほど経ち、
段差が高くなり流水やとくに登山者の踏圧により木柵脇が削られることも多くなっています。
侵食原因が踏圧の場合の施工は、登山者が歩きやすい施工物になることが求められます。
主催者の環境省職員と何度も下見をし、考えながら、
「段差を解消し、登山者を誘導する道にすること」を目標とした整備講習会を行いました。
山岳関係者は元気な人が多く、高い段差も気にせず歩くことが出来ます。
ですが、一般の方々の中には、
ちょっとの段差がつらくて脇の法面を削りながら歩いてしまう人もいます。
登山者の気持ちがわからなければ、だれもが使える施工物にはなりません。
元気な人は石を担いで足弱の人の気持ちを理解するところから始めてみました。