たまには山へ恩返しin旭岳

      主催:山樂舎BEAR、上川総合振興局  技術指導:合同会社北海道山岳整備  協力:山守隊、環境省、わかさリゾート

毎年、山樂舎BEARと上川総合振興局の共催で行われている登山道整備イベントです。

今年は37名の参加者。施工班4班と荷上げ班1班に分担して作業しました。

各班の班長は現場を何度も下見し、どういう施工にしていくかを事前に考えていました。

ボロボロの木道

ぬかるんだ道

もともとつながっていたはずの左右の植物が

減り続け、広がり続ける木道脇の道


当日は完成イメージ図を見てもらい、作業内容を解説してから開始。

何度も来てくれている参加者は、初めての参加者に教えながら。

だんだんと「チーム大雪山」になりつつあります。


場所は裾合平。約3kmの荷上げです。

辛いはずなのに、なぜか皆かつぎたがります。天気にも恵まれて、無事に目的地へ。


          荷上げ隊                      導流工設置班                                                         木道補修

体力自慢の荷上げ隊。

一番必要な、頼もしい人たちです。

 侵食原因となっていた水を

排水するための、導流工作りをしました

あまりにも壊れた木道を補修。

導流工班が担当してくれました。


         ジオウェブ班                     木道設置班                                                        法面保護班

 新素材「ジオウェブ」を使ってみました。

ハニカム構造の強化プラスチックに

土壌を詰めるだけ。

最初は「目立つ!」、

施工後は「どこにあるの?」という感じに。

 

木道設置は、職人集団。

木材を切り出して、組み立てて、

運搬して、設置。

 

 

 土壌を保護するためのヤシネットを設置

場所に合わせて考えながら。

現場に合わせる感性も必要です。

 


「現場に合わせた最低限の施工」を常に考えつつ、

できるだけ景観を変えないよう努力しています。

「作り変える」よりも「自然に合わせる」ことが重要です。

――――――――――――――――――――  施工前後 ―――――――――――――――――――――